
聖刻教会八聖家第一聖クランド家の前当主で聖刻騎士団先々代団将。ラマールの祖父。
大動乱を鎮め、教会の権威を高めた最大の功労者。最強の操兵乗りを意味する機神の称号を授けられた。
先代法王アショーカの崩御に合わせて職を辞したばかりか、クランド家当主の座も孫に譲って、中原のカッチャナラ山で隠遁生活に入る。教会でもごく一部の人間しか知らされていない使命を背負わされており、ダム・ダーラに命を狙われていた。何もかも投げ捨てて単身僻地に移り住んだのは孫や一門に危害が及ばないようにという配慮からだった。
《水の門》シーターに殺害されるが、その前に選ばれし者フェンと、青いが高潔な聖騎士ガルン・ストラとの出会いによって自身の運命を覚り、従容と死を受け入れた。聖剣プレ・ヴァースキンとともに人々を《八の聖刻》が巻き起こす災厄から守る封印者の使命を授けた。