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ラマール・クランド・ルーナス

定価¥0 特価

 聖刻教会八聖家第一聖にしてクランド家の現当主。
 年若く聖刻騎士団にも入団していないが、前当主ラドウの仇ガルン・ストラと同行する《白き操兵》を討つために、法王勅命軍の総大将職に就く。
 祖父が大動乱時代の乗っていたシィフ・パイロンを乗機とする。ラーフ種ではあるが、八機神の《水虎の操兵》ヴァルダラーフ・シャンパオを模して部品から設計された機体で大陸でふたつとない機体だ。技術体力気力いずれもが未熟なラマールのために正副ふたり分の操手席が設けられた。勅命軍結成当時ならばラマールひとりでは起動がやっとで戦闘どころか長時間の行軍も難しかった。
 南部域のルアンムーイ平原でガルン・ストラと和解したことや、他の八聖家当主らの意を受けて反法王の立場を取るクランド=ストラ連合軍を旗揚げし、軍勢を反転させて教都ワースランを目指す。その長く苦しい道程は少年の心身を鍛え、成長させていくのだった。