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白き王

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 およそ二五〇〇年前、一代で中原全土を統べた《白き王の帝国》の支配者。
 王の名はいかなる古文献にも記されていない。巨神族の英雄神と酷似した風貌と性格で当時の《白亜の塔》を管理してた巫女は待ち望んでいた英雄神の生まれ変わりと信じてヴァシュマールや《塔》に保存されていた叡智を残らず授けてしまった。
《塔》の総力をもって作られた古操兵軍団《千の守護者》に敵う国はなく、瞬く間に中原全土を平定した。しかしヴァシュマールの精神侵蝕により王は戦乱を欲する暴君へと変貌し、やむなく妃となっていたリムリアが王を毒殺した。
 国は滅び、《塔》は大半を地下に没し、蓋をする形で新たな市街地を設けた。