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レ・ヴァル

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 シン国軍の総司令官バルーザに仕える宮廷練法師。
 ただし中原のそれは東方とは違って宴の賑やかし役で道化師に近い扱いを受けている。東方西部域のヒゼキア国を縄張りにする非教会系練法師の一族《拝火》の族長で、王都ア・ゴーンで神殿長を務めて何十代にも亘って《八の聖刻》のひとつ《黒き僧正》ヴァルダ・カーンの封印を見守ってきた。
 だが隣国スラゼンの侵攻で王都は失陥し、加えて聖刻教会系練法師によって拝火一族も全滅しかけるが、《僧正》本体と代々受け継がれた呪操兵ヤークシャ・キランディを持ち出して東方から脱出して東西のアグ河に挟まれたハムル地方(かつては東方領だったが大動乱以降はシン国領)に逃れ、結界によって他者には認知すらできない隠れ里を形成している。
《僧正》がフェンの手で打倒されてからは、レ・ヴァルも宮廷練法師を辞し、ア・ゴーンにて神殿長に戻っている。孫にオーザム、メル、トトがいる。