アズ・キュード

 工呪会原型機のひとつ。頭部を持たない従兵機という種別に属し、一般的に扱いは下級機とされている。その従兵機のなかでもアズ・キュードは比較的上位にあたるもので、上級機である狩猟機にはかなわないものの、かなり強力な機体である。その象徴的な外見もあって、一般に下級機からなる軍勢を率いる役割を果たすことが多い。
 従兵機は狩猟機の補佐を行う役目を負うことも多いが、アズ・キュードがそうした用途に回される例は比較的少ない。これは、この機体が従兵機としては能力が高いこともあるが、ほかに比べて高価であるところが大きい。雑用に回すにはもったいない、ということだろう。とはいえアズ・キュードは、ガレ・メネアスとならんで一般的に見られる機種のひとつでもある(ただしガレ・メネアスに比べればその数は圧倒的にすくない)。