
ガルン・ストラの妹。
婚約者であったヨハル・ロウを《パーソルの乱》で失い、兄は先々代団将ラドウ・クランド殺害の容疑者、父はその責を問われて罷免、幽閉されてしまう。父に面会するため教都ワースランを目指すが、旅の途中ザトウク一門の策略で捕らえられる。ガルンに法王勅命軍の司令官ラマール・クランドとの戦いを強要する人質だったが、クリシュナ・ラプトゥの手で救い出される。
以降、再結成されたクランド=ストラ連合軍に同行し、戦傷者の手当てを受け持つ。その献身ぶりから聖女と呼ばれるようになる。
■付記:聖女の称号はソノラマ文庫版にはなく完全版による改稿及び設定変更。