
聖刻教会の操兵鍛冶師。
聖刻教の布教活動を認める見返りとして大量の操兵がウルオゴナに提供された。その際に教会の鍛冶匠合から技術者として派遣された。ウルオゴナが裏切って東方の敵に回ったことを想定して、仮面に用いられる聖刻石もクズ同然だったし、機体の作りも粗悪な機体だった。ダマスタ国軍との戦で虎の子の操兵部隊が大敗したと聞いたギルグは、見せしめに殺されると思って王都デュラハーンから逃げ出した。
無断で任務を放棄したため東方に帰れず、さりとて中原で東方人を受け入れてくれる場所はそう多くない。そこで復興したてで監視の目が行き届かない聖都アラクシャーに住み着く。身分を隠しているため国軍の操兵には触らず、廃材やゴナ砂漠から発見される壊れた操兵を解体する屑鉄置き場の場長になる。
ラーパティとはデュラハーン時代の顔馴染み。