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テルガー・カムリ

定価¥0 特価

 黒狼騎士団に所属する聖騎士にして《西部の餓狼》の通り名を持つ当代聖四天王のひとり。愛機は四狼騎士団制式狩猟機ランバー・ウォルンの改造機、クーフーラン。
 西部域方面軍四狼騎士団を統轄する八聖家グッテン・カムリの息子ながら体制に反抗的で、聖騎士に対しても批判的だった。入団当初は勝利至上主義で勝つために手段を選ばなかったが、聖四天王選抜戦でガルンやワルサの戦いを見て考えを改め以降クーフーランに装備していた隠し武器を封印した。
 西部域に生じた動乱を利用してカムリ家の勢力を拡大させようという父親に反発して団を離脱、麾下の部隊を率いてライリツ国の侵攻を受けたハグドーン国に味方する。クリシュナとは救援に向かったシドーの町で出会ったことが縁で腕を借りる。麾下の部隊は彼が黒狼騎士団の相手をしている間にライリツ国軍の襲撃を受けて全滅する。
 しかしテルガーら一部の聖騎士が死してライリツの侵攻を食い止めた事実は西部域全土に広がって大国の横暴を浮き彫りにする。また影から動乱を煽っていたグッテン・カムリが息子の死を境に介入を控えるようになったことで動乱は急速に沈静化した。
 なお公的にはテルガーは黒狼騎士団に粛清されたことになっているが、単身逃げ延びて旧ヒゼキアの王都ア・ゴーンで《黒き魔女》イーシュナの人格に支配されたクリシュナの手で愛機ごと両断された。